About CoRe

作品の「核」から、協働と再創造へ

CoRe KYOTO

CoReは、ある時代の「核(core)」と考えられる作品や作曲家に焦点を当て、企画制作者と演奏家・作曲家が協力し合い・助け合い(co-operate)ながら、共に企画を制作(co-produce)することを目指す音楽プロジェクトです。

また過去の作品を再演(re-stage)、再考(re-evaluate)、再構成(re-image)することで作品や作曲家に新しい息吹を与え、再創造(re-create)していくことを目指しています。

音楽プロジェクト CoRe KYOTO

CoReは、固定された演奏メンバーによって活動するアンサンブルではなく、また、構成員による共同意思決定を基盤とするコレクティヴでもありません。

CoReは、ある時代の「核(core)」と考えられる作品や作曲家を起点として、その作品をいま、どのように聴き直し、どのように新たな創造へとつなげることができるかを考える音楽プロジェクトです。

各企画はArtistic Director(芸術監督)による企画・構成・統括のもとで立案され、その内容に応じて演奏家、作曲家、研究者、演出家その他の専門家と協働(co-operate)し、ともに企画を制作(co-produce)します。

その協働的創造活動の中核を担う存在として、CoReでは Composer in Collaboration と Performer in Collaboration というポジションを設けています。

Composer in Collaboration は、作曲・編曲・再構成などを通してCoReの企画に継続的に関わり、既存作品への新たな視点の提示や、新しい作品の創造を担う作曲家です。

Performer in Collaboration は、単に企画された作品を演奏するだけではなく、演奏家自身の専門性、身体性、レパートリーへの視点を企画形成の段階から持ち込み、Artistic Directorとともに新たな演奏・創造の可能性を探る演奏家です。

これらのポジションは、固定されたアンサンブルの「団員」を意味するものではなく、それぞれの専門性を生かしながら、企画ごとにCoReと協働するためのポジションです。

そして、Artistic Directorは、それぞれの専門性と創造性を尊重しながら、企画全体の方向性を定め、最終的な芸術的責任を担うことを基本としています。

そのため、CoReには固定された演奏編成や、特定の時代・様式による活動上の制約はありません。

研究を起点とする企画、過去の作品の再演・再評価・再構成、新作委嘱、演奏家とのレパートリーの開拓など、企画ごとに最適な方法と協働者を選びながら活動しています。

CoReという名称には、作品や作曲家の「核(core)」を見つめ、協働(co-operate)と共同制作(co-produce)を通して、過去の作品を再演(re-stage)、再考(re-evaluate)、再構成(re-image)し、現在において再創造(re-create)していく、という理念が込められています。

Composer in Collaboration

池内 奏音

Ikeuchi, Kanon

Composer-in-Collaboration

池内 奏音のプロフィール写真
プロフィール全文を読む

現代音楽作曲家。

作風は「ポップ」と「怪奇」を両軸に展開し、アコースティック作品からVOCALOIDを用いた作品まで、アートとポップカルチャーの狭間を行き来する創作を行う。また、オペラの制作や他分野との協働にも積極的に取り組み、ジャンルや領域の境界を越えるボーダレスな表現を目指している。作品は日本国内のみならず欧州でも演奏されるなど、国内外で活動を展開している。稀に笙奏者としても出没する。サブカルチャーオタクで、好きな言葉は「天衣無縫」。

京都市文化芸術創生審議員として文化政策にも携わる経験のほか、2026年より日本芸術文化振興会プログラムオフィサー(音楽分野)に就任するなど、創作活動と並行して芸術の振興や発展にも取り組んでいる。
映画やオペラなど多様な形式の作品を手がけ、2021年には映画『ミュジコフィリア』に楽曲を提供。2023年3月には自身の作曲によるオペラ《押絵と旅する男》の初演をプロデュースし成功を収め、同年7月には自身の作品を集めた演奏会形式の個展「池内奏音個展 ボーダーレス回廊」を開催。また、ジャンル横断的な表現を試みる公演シリーズ「ボーダレス実験室」をプロデュースし、2026年6月には3年ぶりとなる新作オペラ《葉桜と魔笛》の初演が控えている。

京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻を首席で卒業し、京都市長賞を受賞。同大学大学院音楽研究科修士課程(作曲・指揮専攻)を首席で修了。これまでに作曲を平井正志、十河陽一、前田守一、酒井健治の各氏に師事。平成30・31年度青山音楽財団奨学生、令和2・3年度京都南ロータリークラブ奨学生。

HP ↗

Performer in Collaboration

河合 珠江

Kawai, Tamae

Performer-in-Collaboration / Assistant Artistic Director

河合 珠江のプロフィール写真
プロフィール全文を読む

大阪府立夕陽丘高校音楽科、京都市立芸術大学音楽学部卒業。同大学院修士課程を最優秀で修了し、その後博士課程においてボヘミアの作曲家J.L.ドゥシークについて研究し、博士号を取得した。これまでにソロ・アルバム2枚を含む8枚のCDをリリース。

2010年3月、ドゥシークの故郷であるチャースラフにて行われたドゥシーク生誕250年記念シンポジウムおよびマスタークラス(フォルテピアノ)に参加し、ソナタを演奏した。2012年6月ヤナーチェクの老いらくの恋を題材とした朗読とピアノによる音楽劇「君を待つーカミラとヤナーチェクー」や、同年12月、ドゥシーク、スメタナ、スラヴィツキーといったオール・チェコ・プログラムによるリサイタルを、いずれも京都芸術センターにおいて成功させた。2014年6月には、初めて自身が脚本を執筆した音楽劇「はつ恋 ―ヨゼフィーナとドヴォジャーク ペトロフが奏でる愛の詩―」を栗塚旭氏の朗読とともに上演した。

近年は近現代の作品に積極的に取り組み、「松平頼則&ドビュッシー練習曲全曲演奏会シリーズ」(2018-19)、「大澤壽人×パリ」(2018)、日本画の鑑賞を伴った「猪原大華とドビュッシー」(2022)「光の饗宴」(2023)、自然をテーマにした「モーニング・クラシック・コンサート」シリーズ(2022-25)、ピアノとヴィブラフォンで≪浄められた夜≫を再構築した「Re:シェーンベルク」(2025)、ヒンデミット「マリアの生涯」(2025)などのユニークな公演が好評をえた。2025年は、レストランキエフ(祇園)で行われたショパン・リサイタル、大阪・関西万博チェコ・パビリオンにおける演奏会はともに超満員の大盛況となった。また、チェコの作品に特化したYouTubeチャンネル「Czech Piano Music Channel」は、世界各国で視聴されている。2026年5月には、松平頼則の《日本の旋法によるピアノのための練習曲集》の世界初録音を含むアルバム『色とりどりのエチュード集 Études d'ailleurs』(CoRe KYOTO)を配信リリース。

ソロだけではなく、近藤浩志氏(大阪フィル・チェロ首席奏者)との長年にわたるデュオ活動など、国内外の演奏家と共演を重ねている。演奏のみならず、雑誌や新聞への寄稿や大学等での指導など、活動は多岐にわたる。これまでにピアノを三宅恵理、故・安田宏子、赤松充子、故・田隅靖子、岡田敦子、故・神谷郁代、上野真、故・K.ビリンスカの各氏に師事。チェンバロを亀谷喜久子氏に、フォルテピアノをJ.トゥーマ氏に師事。京都市立芸術大学客員研究員。CoRe KYOTO 芸術副監督 (Assistant Artistic Director)。

HP ↗

芦田 かんな

Ashida, Kanna

Performer-in-Collaboration

芦田 かんなのプロフィール写真
プロフィール全文を読む

1993年生まれ、京都市出身。(2026年より、谷口から芦田に改姓。)
6歳よりピアノを、本格的な打楽器の習得を13歳より開始し、京都市立京都堀川音楽高校、京都市立芸術大学の打楽器科を卒業。在学時はライブパフォーマンスグループに所属し、美術家、アーティスト、ダンサー等と共演、即興演奏の経験を積む。卒業後はフリーランスの音楽家として室内楽を中心に活動。卒業後も継続して他分野との即興演奏に力を注ぎ、各地で様々なアーティストと表現を行う。近年はヴィブラフォンでの演奏活動に最も力を入れている。

23歳よりインドネシアの民族音楽であるガムランの習得と、ガムランを使用した現代音楽の初演や演奏を数多く手掛ける。サラマンカホール主催「ぎふ未来音楽展2020 三輪眞弘祭 -清められた夜-」(2020)や、サントリーホール主催「サマーフェスティバル2023」の《ザ・プロデューサー・シリーズ「三輪眞弘がひらく ありえるかもしれない、ガムラン」》等に出演。
「オーケストラ・プロジェクト2022」で、山内雅弘作曲「SPANDA Ⅱ~ヴィブラフォンとオーケストラのための」を初演し、會田瑞樹氏と共にソリストとして東京フィルハーモニー交響楽団と共演。
會田瑞樹氏とのヴィブラフォンデュオリサイタル「空飛ぶヴィブラフォン」(2022年)では全作新作初演、ヴィブラフォン二重奏のみで展開されたプログラムを企画し、好評を得る。
京都芸術センターと共催の《谷口かんなファーストソロリサイタル「vib.」》(2023年)では三輪眞弘氏、竹村延和氏等、5名の委嘱初演を成功させ、会場は満員の盛況。
その後も定期的にソロリサイタルを開催し、ヴィブラフォン独奏曲の委嘱初演も続けている。
ロームシアター京都主催「 sound around 003」(2023)にて日野浩志郎氏のコラボレーターとして参加し「Phase Transition」を初演。ドイツの「 Moers Festival 2025」に出演。
2020年4月~2022年3月まで京都文化芸術都市創生審議会市民委員(京都市文化芸術都市推進室)。
師事歴はマリンバと打楽器を、伊藤朱美子、小森邦彦、宅間斉、布谷史人、堀内吉昌、山本毅、ガムランをシスワディの各氏。

HP ↗

福田 彩乃

Fukuta, Ayano

Performer-in-Collaboration

福田 彩乃のプロフィール写真
プロフィール全文を読む

三重県津市出身、京都府京都市在住。

三重県立津高等学校を経て、京都市立芸術大学音楽学部管・打楽専攻を卒業。同大学院音楽研究科修士課程器楽専攻、博士(後期)課程器楽研究領域を修了。博士(音楽)。
修士課程では「サクソフォンにおける重音奏法の分類の可能性を探る」、博士(後期)課程では「サクソフォン演奏時に意識する日本語音節の違いによる音響的特徴への影響」をテーマに論文を執筆。
学部卒業時に京都市長賞、京都音楽協会賞を、修士課程修了時に大学院市長賞を受賞。令和三年度京都市芸術新人賞を受賞。
これまでにサクソフォンを尾家幸枝、服部吉之、國末貞仁、須川展也、本堂誠の各氏に師事。

NOK Saxophone Quartet ソプラノサクソフォン奏者。2016年よりプロ奏者によるチーム「SAX PARTY!」(音楽監督:須川展也)に所属。
平成28年度公益財団法人青山財団奨学生。一般財団法人地域創造 平成30年−令和元年度公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業秋田セッション派遣アーティスト。京都コンサートホール主催「Join us!~キョウト・ミュージック・アウトリーチ〜」第二期登録アーティスト。

京都市立芸術大学非常勤講師。

HP ↗

廣田 沙羅

Hirota, Sara

Performer-in-Collaboration

廣田 沙羅のプロフィール写真
プロフィール全文を読む

滋賀県出身。3歳よりピアノを始める。京都市立京都堀川音楽高校、京都市立芸術大学、フライブルク音楽大学大学院修士課程、京都市立芸術大学大学院修士課程を卒業。現在同大学院博士課程に在学中。

細川俊夫氏のピアノ作品における「間」についての論文を執筆。現在は細川氏の《エチュードI -Ⅵ》における抽象的概念と音楽的表現の関係について研究している。
平和堂財団2020年度芸術奨励賞 (音楽部門) 受賞。DAAD (ドイツ学術交流会) 2021-2023 奨学生。令和6年度G-7奨学財団奨学生。京都市立芸術大学大学院修士課程修了時、成績優秀者として日本学生支援機構 (JASSO) 第一種奨学金の全額返還免除を受ける。2025-2026 ドイツ「恵光」日本文化センター研究奨学生。
第34回京都ピアノコンクール金賞、協賛社賞。第15回宝塚ベガ学生ピアノコンクール第3位。第35回滋賀県ピアノコンクール第1位。第1回日本奏楽コンクール アンサンブル部門 2台ピアノの部 第3位(最高位)。Città di Cantù 31st international piano and orchestra competitionセミファイナリスト(イタリア,カントゥ)。”Mihail Jora“ Philharmonic Orchestra of Bacauと共演。第23回滋賀県新人演奏会にて優秀賞受賞。

高校在学中、研修旅行における選抜者コンサート(チェコ,ブルノ)、成績上位者による第9回、第10回ピアノコンサート、卒業演奏会に出演。大学在学中、第34回ピアノフェスティバル、ピアノ専攻四回生選抜者による学内リサイタルに出演。ドイツにて学内コンサートの他、Goethe Institut FreiburgやStubenhaus in Staufen, Historische Kaufhaus in Freiburg, Sigma Klinik(ゼッキンゲン)での演奏会、Junge Talente – Meister von morgen(オーバーストドルフ)等、その他多数の演奏会に出演。帰国後、2023年に青山音楽記念館バロックザール (京都) にてソロリサイタルを、2024年に京都JEUGIA三条にてジョイントリサイタルを2公演開催。2025年には、-京都市立芸術大学 × STEINWAY & SONS コンサートシリーズ-ミニコンサート(大阪) 、メモリアル・リサイタル2025 (滋賀) 、京都市立芸術大学プロフェッサーコンサート (京都) 、ベスト・オブ・ショパン (滋賀) などに出演。12月には堀場信吉記念ホール(京都)にて全曲邦人作品のリサイタルを開催する。渡独後ドイツ「惠光」日本文化センター(デュッセルドルフ)での演奏を重ね、2026年7月にはソロリサイタルを開催、好評を博す。

そのほか、現代音楽に積極的に取り組んでおり、ピアノソロの新曲初演にも携わる。

また、チェンバロ奏者としてCOOL MUSIC SPOT (京都) 、京都市立芸術大学アカデミーオーケストラ特別演奏会に出演。声楽・器楽全般の伴奏者や室内楽奏者としても活動しており、デュオコンサートをはじめ、びわ湖ミュージックフォレスト2022、2023、その他多数の演奏会に出演。

第29回京都フランスアカデミー、The 37th Euro Music Festival & Academy、Oberstdorfer Musiksommerに参加。松田康子, Stefan Arnold, Bruno Riggtto, Konrad Elser, Pascal Devoyonの各氏のマスタークラス・レッスンを受講。

これまでにソロを冨増久美子、宮部敦子、故 田隅靖子、Gilead Mishory、砂原悟、宮下直子の各氏に、現在塩見亮氏に師事。ピアノデュオを俣野修子氏に、チェンバロを中野振一郎氏に、室内楽をRoglit Ishay氏に師事。
TAとして京都市立京都堀川音楽高校、京都市立芸術大学に勤務。日本音楽学会、滋賀音楽振興会会員。

HP ↗

山田 周

Yamada, Amane

Performer-in-Collaboration

山田 周のプロフィール写真
プロフィール全文を読む

1999年京都生まれ。洛星高校・京都市立芸術大学卒業。バイオリンを㓛刀丈弘、尾﨑平、四方恭子、岩谷祐之、黒川侑、豊嶋泰嗣の各氏に師事。第20回KOBE国際音楽コンクール優秀賞・神戸新聞社賞。
高校在学時、高山右近列福式では大阪城ホールにて枢機卿列席のもとコンサートマスターを務める。 2021年(公財)青山音楽財団奨学生。
ソリストとして下野竜也氏と共演。水戸室内管弦楽団に参加した他、コンサートマスターとして中部フィルに客演。
現代曲の初演、アイドルやポップス〜メタルにいたるまでのサポートやアレンジ、レコーディング等も手掛ける。2025年までの5年間、パンクバンド・NoFunに在籍し、数百本のライブやツアーも経験。2026年くるりツアーメンバー。またギタリストとしても活動中。

X ↗

Artistic Director

竹内 直

Takeuchi, Nao

プロフィール全文を読む

沖縄県出身。沖縄県立芸術大学音楽学部卒業、京都市立芸術大学大学院音楽研究科修士課程および博士後期課程修了。早坂文雄の研究で博士号(Ph. D Musicology)取得。専門は音楽学/西洋音楽史、とくに20世紀音楽史、近現代日本洋楽史。
大学院在学中に柴田南雄音楽評論賞奨励賞(2010)、京都市文化芸術奨励制度(2012、音楽グループJCMR KYOTO のメンバーとして)を受賞。
現在、京都市立芸術大学、相愛大学、奈良教育大学、京都市立京都市堀川音楽高等学校各非常勤講師、同志社女子大学嘱託講師